2006年01月01日

純情テロリスト

RUBY CD COLLECTION 純情テロリスト


宮城庸:井上和彦
高槻忍:岸尾大輔
上條弘樹:伊藤健太郎 他


管理人的評価【★★★★★】


大学教授の宮城は、ひょんなことから高槻忍から「好きだ」と告白される。
元嫁の弟で、上司の息子で(宮城は文学部の教授。忍の父は文学部学部長)、高校生で(歳の差17歳)、更に男という相手の忍を、宮城は最初まったく相手にしていなかったが、忍の父であり上司でもある学部長から、学会で海外へ出かける間の二週間、忍を預かってほしいと頼まれる。



純情シリーズ(ロマンチカ・エゴイスト・テロリスト)の中で、この「純情テロリスト」が一番好き。
それゆえにCD化は非常に楽しみでした。

CMを聞いたときには、岸尾くんの声が一寸高すぎかなー?と思っていましたが、アレはCMのシチュエーションゆえだったのね(CMでは大慌てしていたからね)
ですが、第一声から「いいじゃないのよ。忍ちんは低目の声がよかったのよ!」と、一人で嬉しくなってみた。

宮城視点で話は進むので、和彦さんのモノローグが非常に多い。
高校生役もやってらっしゃいます。
高校の時の担任を好きになり、その人が病気で亡くなるという過去を持つ宮城は、他人に関心を持たず、それが原因となって元嫁とも別れている。
その頃の自分の姿と、「好きだ」といい続け「オレのことを好きになってほしい」という忍の姿が重なるから、余計にいらつく。
いらついた結果、身体で教えてやるか、と途中までやってしまうわけですが、岸尾くん・・・咥えるの上手い・・・(笑)

宮城の、いろいろなことがありすぎて踏み込めない(というか、踏み出そうとしない)ところと、一途に一直線に宮城に思いをぶつけながら、それでも最後の一歩を踏み込めずにひいてしまう忍。
感情の機微が非常によかったです。
最後、一寸泣きそうになったもんなぁ。
宮城の背景にある高校の担任の先生が亡くなるというエピソードも重くて、自分がその立場になれば、本当に次の一歩を踏み出すのは難しいんじゃないだろうか。
その場面の、宮城の痛みややり場の無い感情・忍に対する苛立ち等、和彦さんのモノローグの力は絶大です。

後は、上條役のイトケンさんですね。
コレは同じ純情シリーズの「純情エゴイスト」を聞けば、宮城と上條のやり取りの全貌がわかってもっと面白くなります(原作読む、でも可ですが)
上條がかかわってくる点が、宮城の気持ちの流れの潤滑油的な役割を果たしているのに、原作・もしくはCDを聞いている人にしか分からないネタでもある、という点なのが少々マイナスかも(知らなくても予測は立てられるのですが、知ってたほうがもっと楽しいので)
しかし私は原作もCDも知っているので楽しめましたが。

原作のメイン作(こういう言い方がいいのかわかりませんが、原作はロマンチカもエゴイストもテロリストも「純情ロマンチカ」と表されているコミックスの中にはいっているので)ロマンチカは、原作の作りからCDもお話が2本入っている、という形ですが、エゴイストとテロリストは一本の話を一枚のCDで濃密に聞けるのでオススメ。
また、それぞれカップリングの方向性が違うので、それぞれ楽しめるとは思います(ロマンチカは 金持ち・世間知らず・ホモで売れっ子作家×やんちゃ大学生。 エゴイストは 誰よりも乙女なんだけど口が悪い大学助教授×年下敬語な苦労人医大生。 テロリストは バツイチ大学教授×元義弟で歳の差17歳・猪突猛進高校生 なので)


「2005年のシメに、いいの聞いたわ〜」と、大満足の一品でございました。
私の「好きなBLCD5枚」のうちの一枚に、確実にノミネートされる作品でございます。
原作の続き(まだコミックスにはなってませんが)も、とてもいいので、ぜひぜひ2を作ってほしい。

文句なしで★5つ。


「純情テロリスト」今回のCD分の原作を読みたいならコレ↓
純情ロマンチカ (5)

CD後の「純情テロリスト」新展開の序章が入っているのはコレ↓
純情ロマンチカ (6)


今作で登場する上條と、医大生・野分の話(野分×上條)↓
RUBY CD COLLECTION 純情エゴイスト


1/27発売。今作から鳥ちゃん参戦。↓
RUBY CD COLLECTION 純情ロマンチカ4

posted by かつき at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | BLCD さ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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